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試みの場所

2017年 07月03日 04:53 (月)

好きで読んでいる漫画は物語が進むにつれて、作者の画力も上達している。

描きながらでないと、どこが良くてどこが悪いかを判断できる局面すら授かれない。

不自然な形になっていないか、歪んだ線になっていないかとか、ほんの僅か過去の教訓にも支えられて、少しでも良く見せる工夫を施しているのだろう。

必要なものを現地で調達するみたいに、必要な時になって補われるべき技術もある。

本番に備えるのは大事だけど、本番に身を置いて足りないものを補う機転はもっと大事。

本番とは時に練習台として扱ってもよく、本番という大一番の限られた猶予に囚われて、試みるという行為を殆どの場合、忘れてしまっている。

描きたい絵の為に再現すべき形があって、今はまだ何もできなくても、そこで初めて挑戦の対象として形を整え始めることができる。

今できないことをできるようにする、辞書で言葉の意味を調べるように一定の時間を費やし、限られた猶予の緊張感が僅かに画力の向上を後押ししてくれるなら、本番を遠ざける理由なんてそんなに無い。

どの形の再現に取り組むか、電柱とか電線とか、階段とか縁石とか、樹木とか街灯とか、手に入れたい手段はまだまだたくさんあって、まるで物語の登場人物みたいに役者を選び揃えていく。

その時その時の挑戦の対象を選んで、焦らず取り組めるようになるのはいつだろう?

予め済ませた下積みに支えられて、思い描いた絵を描き写せるようになるのはいつだろう?

今は筆さえ手に取れずにいる。

挑戦の対象から、先に済ませておくべき他の何かを遠ざけて分断できずにいるから、先に進めない。

今こうして文章を綴ることが、きっとその何かに当てはまるから、絵を描く度に蓄積される情報の言語化を、並行して行えるようにならなければならない。

足並みのばらつきが、上手く歩みを進められないようにしているなら、先ずはこの調子を整えよう。

描きたい絵が見つからない、一本の線さえろくに引き通せやしない、置き去りにした心の所在を確かめ、やり残したことを済ませにいくんだ。

言葉で呪縛を解かないと画力が解放されないなんて、いかにも言い訳がましくて自惚れた口実ではあるけど、こっちの方が面白そうだし、試してみる価値もあるから、停滞に苛立ってばかりいないで、独自の楽しみ方を噛み締めなきゃ勿体無い。

周りに流されず、自分の戦い方を通せるようになるために、先ずは戦ってみよう。
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