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工夫

2017年 04月22日 11:03 (土)

以前は稀に走る時間を見つけて走ろうとすると、習慣化が望めない代わりに何か一つでもいいから有利に走れるような発見を持ち帰ろうとしていた。

籠に重荷を乗せた自転車を操作するイメージもその一つで、左右のブレを抑え行き場を失った遠心力が推進力に変わり、その制御が維持できている間に限りまともに走れるのだと言い聞かせた。

速く走り進める推進力の実現に長い距離は要らない、短い距離だからこそ専念して速く走れる姿勢を維持できる、著しい消耗を強いられ長くは速く走れない、この僅かな時間を少しでも間延びさせることができたならと考えていた。

独楽の紐を引っ張って回転に要する力を伝えるみたいに腕や脚の筋伸縮を捉え、振り幅のズレを生じさせないように緻密に制御し、人の手足の長さに見合った小刻みな鍛練の繰り返しが欠かせないのだと思った。

自転車のタイヤに蓄えられた空気みたいに、同じ力を何度も使い回せる貧乏性が性に合っていて、パンクした自転車を修理しないで空気を補いながら進むのは一時凌ぎの手段とはいえ煩わしく、お金や食べ物も同じかもしれないなんて考え方もした。

海外の短距離選手の中には体幹が縦に波打っているような、テレビで稀に見かける二足走りの蜥蜴みたいな走り方に似ていて、或いは風船の内側に含まれた水が乱回転して暴走するような、そんな真っ直ぐとした姿勢に拘らないような走り方もあるんだと思ったけど、長距離の走り方に活かせるかどうかは未だに分からない。

最近は初めから余計な負荷が伴うようになって、少し体が重く感じてゆっくりめにペースを落としてしまいたくなるけど、そうすると足への衝撃が前に受け流しづらくなって歩幅も狭まり速度を落としてゴールが遠くに感じられ、体を蝕む時間も長引いてしまう重苦しさがある。

そんな事態を避けるように足元の景色が滑るみたく過ぎ去るくらいの受け流し方で下半身の負荷を抑え、歩幅も速度も適度に保って短い時間に専念して終われるような、短期的な動機を刷り込ませる走り方を意識してみた。

体重があるせいだと思いたいけど走る姿勢を維持できるのは一周が限度で、一周しか走れないからこそその短さに専念し、少ない時間で大きな効果を得られる走り方を模索したいと思えた。

速く走れたって長くはもたない後ろめたさがあったけど、調整したり減量したりして少しでも間延びさせて、自分の言い訳の正しさによって後で自分に言い訳できなくなる辻褄を呼び寄せることが着実な改善の手立てになる。

工夫を凝らして飽きさせない、変わらない味や環境を実現する老舗のように、人である自分の弱さに素直になって、使えるものは使って限られた手段も運用する。

長続きしないような良質な営みを長引かせる為に、不都合な状態を長引かせない思い切りの良さが工夫の在り方として常に要求されている?

でも結局は基本に立ち返り、当たり前のことを当たり前に済ませることが、質の実現に欠かせない要領なのかもしれない。
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