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迷走

2016年 12月16日 21:04 (金)

確かなことがある。

何かに取り組む時、初めの段階は焦燥の摩擦に乗じるリスクは拭えないが、瓦解してしまうような構築の過程はまだ無い。

何かを直ぐに済ませようとする試みとしては脆弱な段階だが、大切な何かを失う弱みにつけ入る隙を与えない点で強靭な立場と言える。

逆に取り組みの終わりの段階では焦燥の摩擦が長引く心配は無いが、長い時間を費やして折角築き上げた下積みがあと残り僅かの些細なきっかけで水泡に帰す展開は多いにあり得る。

人体が脆弱だから、身一つ守り通すことさえ容易には済ませられない一方で、人は長い時間の献身を以て構築の葛藤に苛まれる。

焦燥の摩擦と構築の瓦解は落下の衝撃を蓄える位置エネルギーと運動エネルギーの保存関係に似ている。

落ちる高さが無ければ失う恐れも生じ得ない。

失う恐ろしさを知らなければ、大事な存在を脅かす脅威には対応できない。

不慣れな他者を巻き込める間に限って、人は強く振る舞えるのかもしれない。

子供騙しのハッタリなのかもしれない。

勝ち負けに左右されぬ力が欲しい。

劣勢を認めて優勢を培えるような、自分のペースで取り組める精神性を手に入れたい。

半端な練り込みでは群を抜けずに大勢に埋もれて後に何も残せない。

でも皆がそんな技術を共有する事態に至れば逆に損なわれる希少性もあるだろう。

オリジナルはマニュアルと化し、嘗ての骨組みのようなプロトタイプが他の何よりも代え難く尊い価値を醸し出すようになる。

何故なら、その緻密な過程を経由しなければ到底辿り着けない結果の定着だったから。

それが価値の成り上がりを示すのか成り下がりを示すのかは分からない。

優劣の軋轢を克服した社会がどこへ向かうのか、何を維持すべきなのか、新たな問題として何が浮かび上がるのか。

歴史は同じ時の波に停滞していた。

知らないことの方が、まだまだ多い。

水増しの波だったのかもしれない。

成長もすれば、死ぬことだってある。

人の生きざまそのものが歴史だったんだ。

途絶えてしまって、はい始めからだなんて、それこそ人は報われない。

保存が効けば修正ができる。

残せることが、引き継げることが、延々と歴史を刻む人の本当の力となる。

決して頑張るだけじゃない。

頑張った報いも自分から取りに行くんだ。



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