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発揮の条件

2016年 12月11日 20:29 (日)

人命が危ぶまれるような困難な登山に挑戦する人は、緩やかな傾斜や穏やかな天候といった良好な条件にあっては出来るだけ距離を稼ごうとする。

雪や霧、雨や強風、気温や気圧の違い、足場や視界の悪さ、滑落の危険など過酷な環境下で少しでも慎重に歩み進めるには限られた体力を有効に配分する判断力が欠かせない。

身動きの取れないような嵐や暗闇を凌ぐように、不利な環境で無理をして悪戯に体力を消耗させるばかりではなく、時には留まる機転で体力を温存し、より有利な条件で進む力に変える手段の選び方も重要となる。

発揮の条件には自ら選べる条件と与えられた条件があり、後者は天候のように自ら選ぶことができない条件を指す。

体力や時間が限られた条件では、いかに簡単に済ませられるべき点を素早く済ませ、十分な猶予を以て難所に取り組めるかが達成の分岐となる。

そこには自ら選べる条件も選べない条件もなく、どんな難易の起伏であろうと適切な手段の行使に選べる配分の根拠は限られている。

日常生活では対応の節々に天候の良し悪しと似通った状況があり、多くは文字通り姿勢を改めることで状況の有利不利を自ら選ぶことが出来る。

高い場所の掃除には台座を用い、低い場所の掃除には身を屈めることで元の悪天候から一時的にも良好な天候に繋がる有利な条件を自ら選ぶことが出来る。

高い低いといった条件自体は天候と等しく自ら選ぶことは出来ないが、与えられた条件に適当な手段はまるで天候を左右するが如く自ら選ぶことが出来る。

不利な条件を放置して継続の採算を損なわせたまま頑張ることが努力なのではなく、状況の改善に努めて不利な条件を凌ぎ切ることが報われるべき努力の形となる。
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